薬王堂気まぐれ通信使№858 2024-6-16
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
6月16日(日曜日)、広島の海の玄関口である宇品から舟で20分ほどの場所にある金輪島に行くことにしました。
ヒコビア会と広島大学理学部が共催する植物観察会の集まりでした。
かつて県営宇品桟橋が有った場所に集合し約20名ほどが9時40分発の定期船に乗り込みました。
けっこう古いタイプの定期船でしたね。
運賃は片道230円でしたが操船前に船長自ら徴収しました。
10時頃、金輪島に上陸しました。
金輪島には戦前から造船所があり戦前~戦中にかけ軍の船舶を修理造船していたということです。
そのせいか造船所周辺の道路わきには防空壕痕があちこちに残っていました。
今は海外からの人も含め、多くの方々が働いているようです。
先日、この島に無人のコンビニ(ポプラ)が出来たとニュースになっていました。
現金しか持っていない私にとっては支払いの方法が解らず何も買えませんでしたね。
海岸線を辿り途中から山道に入って島の西側に出てトンネル内で昼食をとりました。
その後、宇品島のプリンスホテルが見える海岸で植物を観察します。
気が付いた順に植物を記録してみましょう。
クマヤナギ
シャリンバイ
オオバヤシャブシ
アカメガシワ
ヤマノイモ
クズ
サルトリイバラ
ヌルデ
ナンテン
エビヅル
ミツバアケビ
コナラ
イタドリ
ツユクサ
キリ
ヨモギ
ウツギ
タラノキ(メダラ)
ハゼノキ
コガマ
イヌビワ
ベニシダ
コシダ
クリ(蛇がいる)
クリの木
ホラシノブ
コマツナギ
カラムシ
クサギ
ハギ
マサキ
スズカケノキ(プラタナス)
アキノノゲシ
エノキ
イヌコハコベ(外来種)
コハコベ(※花弁が無い)
ヒヨドリジョウゴ
スギナ
コナスビ
ホツツジ
ゼンマイ
ギボウシ
イノモトソウ
シケシダ
サネカズラ
モミジドコロ
サカキ
ビワ
カニクサ
ヨウシュヤマゴボウ
タブノキ
オニヤブソテツ
マメグンバイナズナ
キキョウソウ
カラスムギ
ツワブキ
セイヨウタンポポ
ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミ
セイヨウヒルガオ(外来種)
アオツズラフジ
ツタ
テリハノイバラ
クサイチゴ
カクレミノ
トベラ
ドクダミ
シャシャンボ
クスノキ
テイカカズラ
ツブラジイ
ヒメユズリハ
イソノキ
ヤマハゼ
エビガライチゴ
ムベ
フモトシダ
シロダモ
ナナミノキ
ヒヨドリバナ
ゴンズイ
オクマワラビ
ヤブイバラ
クロキ
ヤマザクラ
ヒメイタチシダ
トラノオシダ
ヤブガラシ
ヤクシソウ
正面は似島、右に宇品島
ダンチク
ハマゴウ
イヌマキ
ホコガタアカザ
セトノジギク
ハマダイコン
オカヒジキ
アジサイ
アキグミ
コバンソウ
ギシギシ
スイバ
ワラビ
ヤマツツジ
などなど・・
途中、原爆が投下された当日、広島市内から運び込まれた被爆者の方々がこの島で亡くなられました。
山道に慰霊碑がひっそりと建立され手を合わせてきました。
そうそう、この日は線状降水帯が広島を通過して風のあと豪雨となりました。
帰りの定期便内では海に出るのは無理と思いましたが後に少し晴れてきたので海に出ることにしました。
ということで午後3時過ぎから先ほどまで居た金輪島を見ながら出てしまいましたね。
今晩の刺身とおかず(兜煮)は釣って帰ったという、いい一日でした。
宇品港からの夕日